ケンウッド社長 ビクターとの統合意欲

「Ｍ＆Ａ競争力向上に有効」

　ケンウッドの河原春郎社長は２８日の株主総会で、経営再建中の日本ビクターとの経営統合に関連し、「Ｍ＆Ａ（企業の合併・買収）は競争力を高めるために有効だ。競争力強化のために志向していく」と語り、業界再編に強い意欲を示した。

　６月上旬にビクターの親会社の松下電器産業との再交渉が明らかになって以降、公式の場で統合問題に触れたのは初めて。ただ具体的な交渉状況については「決まったことはなく説明できる状況にない」とした。

　ケンウッドとビクターは２００８年にも持ち株会社を設立し、双方のブランドを維持しながら経営効率化を進める方針だ。 

（2007年6月29日  読売新聞）

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